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機関投資家が半数…米仮想通貨投資会社が発表

米国の仮想通貨投資信託会社グレイスケール社が2018年上半期の仮想通貨レポートを発表した。
今年の6月30日までの6ヶ月で仮想通貨関連の投資信託の額は、約2万5千ドル(約280億円)に達し、毎週平均して約995万ドル(10億7千万円以上)の投資金額が新たに流入しているという。
しかもレポートによると資金を投資した投資家の割合では、半数以上の56%が機関投資家(個人投資家などから拠出した巨額資金を運用する社団や法人)であることを明らかにされた。
仮想通貨関連の投資信託会社が今回のようなレポートを情報公開するのは業界初の試みであり、米国での仮想通貨の関心度の高さを示す結果として注目を集めている。

日刊仮想通貨の見解

今年1月から半年でビットコインの価格は約3分の1になり相場は停滞ムードが続いていたが、それに反し巨額の資金を扱う機関投資家がグレイスケール社の投資信託へ投資するのは、仮想通貨の将来性に対する期待の表れだろう。
グレイスケール社幹部のMichael Sonnenshein氏は「我々は資金の流入を直接見ているので機関投資家たちの参入は疑う余地はない」と発言。
今年の上半期は、同社創業以来の資金の流入があったという。
大口投資家からは未だ「様子見」という意見が大半だった仮想通貨市場だが、今回のレポートの発表で機関投資家たちの多額の資金流入も明らかにされた。
これは市場に与える影響も大きいと思われる。
今後の仮想通貨市場の拡大に期待が持てそうだ。