ビットコインなど仮想通貨５種類を一括売買、コインベースが新サービスを公開

世界最大の仮想通貨取引所・コインベースは、ビットコインをはじめ複数の仮想通貨をまとめて販売するバスケット取引を開始すると発表した。
仮想通貨取引の簡素化、効率化に焦点を当てた新サービスで、どの通貨に投資をすれば良いかわからない初心者をターゲットに需要を見込んでいる。
この商品の名前は「コインベース・バンドル」と呼ばれ、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコインの５種類が、購入時の各通貨の時価総額に応じた割合で組み込まれる。
同商品は25ドルから購入可能で、アメリカとヨーロッパの顧客にサービスの提供を行う予定だ。

日刊仮想通貨の見解

コインベースの新サービス「コインベース・バンドル」は仮想通貨の投資初心者に向けたコンテンツの提供であり、興味はあるが投資を踏み止まっている潜在的な顧客に向けたサービスと言えるだろう。
現在、仮想通貨は多種多様な通貨が登場し、どれに投資して良いのかわかりにくいのも事実。
サービスの簡素化に向けた動きは、仮想通貨取引の経験はないが利用してみたいという「潜在的顧客」の獲得に大きく繋がる可能性があるのではないか。
コインベースは今年6月に大口機関投資家向けのインデックスファンドサービスをスタート。
今回の商品と合わせて、小口から大口まで幅広い顧客獲得を狙ってのことだろう。
コインベースのサービスに他の金融機関が続くことも予想され、仮想通貨ユーザーの増加や市場の活性化にも期待が出来そうだ。