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NFTに必要不可欠なウォレット・メタマスク(Metamask)とは? 登録方法や使い方を解説!

2021年に入り世界的なブームとなったNFT(非代替性トークン)。その勢いは2022年に入っても衰えることなく、様々な事例が見受けられています。

そんなNFTは暗号資産(仮想通貨)と同様、NFTマーケットプレイスや個人ウォレットで管理を行います。その中でも、イーサリアムネットワークに対応したウォレット「Metamask(メタマスク)」を利用するユーザーが多く、裏を返せば、このメタマスクを利用することがNFTに関わる上で必要不可欠とも言えます。

この記事では、そんなメタマスクに関する説明や、ウォレットの設定・使い方などついて説明していきます。

そもそもメタマスクとは?

メタマスクはイーサリアムやイーサリアム系トークン(MATICやMANAなど)、そしてNFTを管理することができるウォレットです。イーサリアムの関連開発企業であるConsensys(コンセンシス)が開発し、2016年に公開されました。

メタマスクの強みは、dApps(分散型アプリケーション)をはじめ、DeFi(分散型金融)、ブロックチェーンゲームなどと連携することができる点です。OpenSeaをはじめとしたNFTマーケットプレイスでも連携することができ、サービスによっては、メタマスクとの連携を求められることもしばしばあります。

メタマスクでは自分の資産を包括的に管理できますが、アカウントを追加で登録できるため、連携しているサービスごとにアカウントを切り分けて利用することも可能です。インターフェイスも非常にシンプルなため、暗号資産(仮想通貨)初心者や慣れない方にも抵抗が少ないウォレットであると言えるでしょう。

メタマスクはどうやって利用する?

メタマスクはWebブラウザおよびアプリで利用することができます。以下が対応ブラウザとアプリになります。

Webブラウザ・Google Chrome
・Firefox
・Brave
・Edge
アプリ・iOS
・Android
2022年1月現在

メタマスクのアカウント登録方法

ここからはアプリでの登録方法を解説させていだたきます。

1.アプリをダウンロードした後、「開始」と書かれたボタンが表示されますので、タップしてください。その後、「新しいウォレットの作成」をタップします。

2.次に、利用しているデバイスでアプリを起動した際に入力するパスワードを設定します。このパスワードを忘れてしまうと開くことができなくなってしまいますので、忘れないようにしましょう。

3.パスワードの設定が完了したら、次にリカバリーフレーズを設定します。12個の単語を順番に並べて設定することで、ウォレットを復元することができます。いわゆる復元パスワードのようなものになりますので、紙などに書き留めておきましょう。

また、このリカバリーフレーズさえあれば誰でもウォレットを復元することができてしまうので、第三者に見られないよう厳重に管理するようにしましょう。

リカバリーフレーズを設定した後は「続行」をタップし、「完了」を押せば設定は終了です。

メタマスクでの送受金の方法

メタマスクを用いた暗号資産(仮想通貨)の送受金は従来のウォレットと同様、非常にシンプルです。送金と受金の方法は以下の通りです。

送金

送金先のアドレスを直接入力するか、相手のQRコードを読み取りましょう。

その後、送金する数量を入力する画面が表示されますので、間違えることのないよう気をつけて進めましょう。

受金

相手に①のQRコードを読み取ってもらうか、もしくは②に表示されている自分のアドレスをコピーし、相手に伝えましょう。

また、「支払いをリクエスト」を通じて受け取りたい数量を指定し、リンクを作成することで暗号資産(仮想通貨)を受け取ることができます。

ネットワークの追加方法

メタマスクでは様々なネットワークを追加することができます。例えば、NFTを表示させる際、特定ネットワークを追加させる必要がある時などにこの機能を用います。

ここではイーサリアムのレイヤー2ソリューションであり、NFTの作成などでも用いられるポリゴン(polygon:MATIC)を例にネットワークの追加方法を解説していきます。

1.アプリ左上のバーより「設定」→「ネットワーク」→「ネットワークの追加」をタップします。

2.ネットワークの追加では、「ネットワーク名」「PRC URL」「チェーンID」「シンボル」「ブロックエクスプローラーのURL」が必要になります。

ポリゴンの場合、下記を入力することで追加することができます。

ネットワーク名Matic Mainnet
RPC URLhttps://rpc-mainnet.maticvigil.com/
チェーンID137
通貨シンボルMATIC
ブロックエクスプローラのURLhttps://explorer.matic.network/

入力を終え「追加」をタップすると、ポリゴンのネットワークが追加されます。

Openseaとの連携方法

現在最もポピュラーで、NFTの取引をする上では欠かせないマーケットプレイス・Opnseaとの連携方法について解説していきます。メタマスクに搭載されている「ブラウザー」からであれば一括で連携できますので、今回はその方法を解説します。

1.メタマスクのメニューバーに記載されている「ブラウザー」をタップし、「Opensea」と検索。Openseaのトップ画面(https://opensea.io)にアクセスします。

2.トップ画面右上のメニューバーをタップし、「Connect wallet」を押します。そうすると連携するウォレットを選択する画面が出ますので、「MetaMask」をタップしましょう。

3.すると下記のような画面が出現しますので、「接続」をタップします。これでOpenseaとの連携は完了です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

メタマスクはイーサリアムブロックチェーンに関連したトークンだけでなく、これからさらに成長していくであろうNFTにおいても重要な役割を担うウォレットです。これまで触れてこなかった方や、使うことに対し不安を覚えていた方も、これを機にアカウント登録や関連サービスへの連携を通じて新たな体験をしてみてはどうでしょうか。