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    Filecoin(ファイルコイン)の近況とマイニングパフォーマンス

    Filecoin(ファイルコイン)は2020年10月15日にメインネットがローンチし、まもなく6ヶ月が経とうとしている。

    実際のところ、Filecoin(ファイルコイン)の活用はまだ始まったばかりで、どんどん実用化されたユースケースが登場しているかと言われればそうでもない。しかしインフラの普及とはどうしても時間がかかるものであるため、これについては全く落胆する必要はないだろう。

    インフラの代表例として、我々が使っているスマートフォンでさえ、最初は市場に受け入れられず、今の状況に至るまで数年がかかっている。つまり、Filecoin(ファイルコイン)のユースケースが普及するのはそもそも時間がかかるものだということだ。

    一方で、これから登場するユースケースを受け入れるための器は、すでに十分な規模が整っている。Filecoin(ファイルコイン)ネットワークの統計情報を参照できるFilfoxによると、Filecoin(ファイルコイン)のネットワークには、すでに2040のマイナーから合計4.628EiB(エクスビバイト)のストレージ容量が提供されている。

    EiB(エクスビバイト)という容量単位は、GiB(ギビバイト)の約10.73億倍、正確には2の30乗倍を表す大きな単位になる。

    この容量がどれほどのもなのかピンと来ない人のために、Filecoin(ファイルコイン)の公式ブログでは、1EiB(エクスビバイト)の容量規模を身近なものに例えた記事が公開されている。記事によると、フルHDの映画であれば2億9,000万本、ビデオ通話であれば68万5000年分が収まる容量だという。

    ピンと来ただろうか? 要は、やはりピンとこないほどに多くの容量規模を備えているということだ。

    これらのデータは2021年4月26日時点のものになるため、この記事を閲覧している今この瞬間も容量規模は増大していることだろう。

    現在マイニング報酬が少ない理由

    本記事の読者にはFilecoin(ファイルコイン)のマイニングに参加している人も多いことだろう。そして、そのような人が感じているのは、思ったよりもマイニングできないということではないだろうか。

    その理由は、Filecoin(ファイルコイン)がどうしても初期段階のマイニング報酬が少なくなる仕組みになっているからだ。

    Filecoin(ファイルコイン)では、ストレージに溜まったデータ容量が多ければ多いほどマイニング報酬が多く入るようになっている。当然であるが、マイニングを開始したばかりのタイミングでは、ストレージにデータが入っているわけではない。実際にデータの取引が行われ、自らのストレージにデータが保管されることで、次第にデータ容量が大きくなっていく。これには90~180日程度かかるとされている。

    また、マイナーにとってもう1つ厄介なのがマイニング報酬のFIL(ファイルコイン)の配布ルールだ。具体的には、マイニングされたFIL(ファイルコイン)の25%が即配布され、残りの75%は180日に分割して配布されるというものだ。

    よりわかりやすくすると、以下のような配布になる。

    • 1日目:1日目の25%+1日目の75%/180日
    • 2日目:2日目の25%+1日目の75%/180日+2日目の75%/180日
    • 3日目:3日目の25%+1日目の75%/180日+2日目の75%/180日+3日目の75%/180日

    (中略)

    • 180日目:180日目の25%+1日目の75%/180日+2日目の75%/180日+3日目の75%/180日+・・・+180日目の75%/180日
    • 181日目:181日目の25%+2日目の75%/180日+2日目の75%/180日+3日目の75%/180日+・・・+181日目の75%/180日
    • 182日目:182日目の25%+3日目の75%/180日+2日目の75%/180日+3日目の75%/180日+・・・+182日目の75%/180日

    まだFilecoin(ファイルコイン)は始まってから2ヶ月程度になるため、180日も経過していない。そのため、現在はマイニング報酬が徐々に増えていくという段階にある。

    このように、Filecoin(ファイルコイン)はその仕組み上マイニングの最大パフォーマンスに近づくのは約半年後ということになる。そのため、2021年8月頃には契約したマイニングサービスのパフォーマンスは今より大きく改善されていることになるだろう。

    マイニングサービス IPFS infinite JAPANの近況

    前述のような状態があるため、現在Filecoin(ファイルコイン)のマイニングサービス各社は顧客に提供するプランの模索段階が続いている状態だ。メインネットのローンチ前に積極的にサービスを販売していた事業者でさえ、未だに新しい現実的なプランを設計中なところも少なくない。

    そのような中、過去の特集でも取り上げたIPFS infinite JAPANは、マイナーとしては新しい部類に入るがすでに高い水準でマイニングをしている。IPFS infinite JAPANについての詳しくは、一連の特集の「Filecoin(ファイルコイン)を効率よく得る方法」をご覧いただきたい。

    IPFS infinite JAPANは、株式会社ウェイサスが運営するマイニングサービスで、マシンの設定やデータセンターの設置などすべてを日本国内で行う日本人にとって大変安心できるマイニングサービスである。また、その技術力はIPFSマイニングPOOLとして国内で第1位を誇り、世界で見てもTop20に位置している。
    現在、IPFS infinite JAPANのマイニング情報は、マイニングID f0155983 から確認することが可能だ。

    注目すべきなのMining Efficiencyという値だ。これはマイニング効率を意味し、1TiBあたりのストレージ容量でどれだけマイニング出来たかを示している。2021年4月26日時点で、直近24時間のマイニング効率は 0.0888 FIL/TiBとなっている。この時点のマイナー平均は、0.0751FIL/TiBなので平均より8%程度高いパフォーマンスになっているということがわかる。

    実際はマイニング効率に示された値のFILが自分の手元に届くわけではないが、マイナーの優秀さを測る数字としては十分参考になるものだろう。

    また、マイニング効率は日々上下するものであり、マイナーの参入が進むとマイナーあたりの取り分は少なくなっていく。そのため、たまにご自身で確かめてみることをお勧めする。

    <マイニング効率の簡単な確かめ方>

    1.Filfoxのトップページで「24h Average Mining Reward」(24時間の平均マイニング報酬)の値を確認する。
    2.FilfoxのTopMinersから自分が契約しているマイナーを探す。
    マイナーIDがわかる場合、 https://filfox.info/en/address/<マイナーID> でアクセス。
    3.マイナーのマイニング情報にアクセスし、「Mining Efficiency」(マイニング効率)の値を確認する。
    4.手順3で確認した値が、手順1より大きければマイナーは良いパフォーマンスをあげていると判断できる。

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