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暗号資産の基本 暗号資産の増やし方 その2

レンディングとステーキング(2)

前回は暗号資産交換所(取引所)の自分の口座にある暗号資産を貸して、利息をもらうという「レンディング」について触れましたが、今回は暗号資産を保有(ステーキング)して増やす方法について触れていきたいと思います。

国内暗号資産取引所でも始まったステーキングサービス

今年の1月に国内暗号資産取引所コインチェックがLisk(リスク:LSK)という暗号資産のステーキングサービスを始めました。コインチェックの口座に10LSK以上保有することによって利息のように、報酬が割り当てられるというサービスです。

そもそもステーキングとは?

暗号資産はブロックチェーンを利用しています。ブロックチェーンは取引情報をまとめたブロックを作り、それをつなげていくことにより、過去のデータの改ざんを事実上不可能にしていくという仕組みです。そのブロックを生成して、つなぐという作業は、コンセンサスアルゴリズムと言われます。

これは、ブロック生成の権利を得た者が、ブロック内に収めるデータのチェックをしてブロックを作り、承認を得るというプロセスになります。ブロック生成の権利を得て、ブロックが承認されれば、報酬がもらえます。

ブロック生成の権利がどのように与えられるかという決まりがいくつかあって、ビットコインに代表されるような、みんなで鍵を探しあうPoWが有名です。しかし、PoWの場合、どうしても電気代の無駄遣いが発生するため、考えられたのがPoSやPoIです。(詳しくは『暗号資産の基本 コンセンサスアルゴリズム』を参照してください)

これは、保有する暗号資産の量やネットワークへの貢献度を比較して、ブロック生成の権利を割り振り、報酬を与える仕組みです。

ブロックチェーンの話になり難しくなりましたが、つまり暗号資産の中には、暗号資産を持っていることによって、特定の条件をこなせば、利息のように報酬がもらえるというものがあるということです。

そして、この報酬をもらえる仕組みがステーキングです。

このステーキングはブロックチェーンの仕組みの一部ですので、報酬を得るためには、取引所や特定の事業者に暗号資産を預ける必要はありません。ここがレンディングとの決定的な違いになります。

コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用している暗号資産を保有して、報酬を得られる条件をクリアすれば、誰でも利息のように報酬を得ることができます。

暗号資産によっては特定のウォレットアプリに暗号資産を保管するだけで、利息のように報酬がもらえるものもあります。

バイナンスなどの海外大手取引所では、このステーキングサービスを大々的に展開しているところもあります。これら事業者が暗号資産を集めてステーキング報酬を割り当てるサービスを、通常ステーキングプールといいます。

どれくらい報酬が得られるかという点ですが、例としてTezos(テゾス:XTZ)は、海外の取引所で年利3-5%、多いところでは年利6%の報酬がうたわれています。

注目されるステーキングサービス

最近海外大手取引所でステーキングをすることができる暗号資産を追加したというニュースが増えました。

また、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムは現在PoWですが、今後PoSへの移行をする予定になっているなど、ステーキングは2020年現在において注目されているキーワードの1つです。

将来性を見据えた暗号資産のステーキング

ステーキングは、暗号資産を持っていることがその暗号資産のネットワークを支えることになり、さらに報酬が得られます。したがって、しっかりとした将来性のある新しい暗号資産を見極め、価格の低いときに買ってステーキングすることができれば投資は大成功します。当たり前ですが、暗号資産の価格が上がり、持っている暗号資産を長期保有すればするほど、保有する暗号資産の量は増え、利益が膨れ上がるからです。

しかし、価値がなくなる暗号資産もたくさんあります。大事なのは、暗号資産の将来性をどう見極めるかです。

最後に

長期保有には暗号資産の特色を調べることが大事です。ぜひ月刊暗号資産を購入して、各銘柄の特色を比較検討し、将来性のある銘柄に投資してみてください。

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