月間暗号資産

アルトコインとは?

現在、暗号資産の数は2000種類とも3000種類ともいわれており、ビットコイン以外の暗号資産は『アルトコイン』と呼ばれる。
アルトコインとは『Alternative Coin』の略称で、訳すと『代替的なコイン』という意味だ。
中央集権型のリップルなどはアルトコインと呼ぶべきではないという意見もあるが、まずは『ビットコイン以外のコインは、アルトコイン』と覚えよう。
暗号資産はオープンソースであるため、知識さえあれば自分で通貨を発行することができる。
スマートコントラクトに対応させたい、ビットコインよりも送金手数料を安くしたい、試しに自分の硬貨を作ってみたいなど様々な理由で誕生し、その数は数千種類以上に上る。

アルトコイン一覧

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増え続けるアルトコインの注意点

たくさんあるアルトコインだが、国内の暗号資産取引所で取引できるものはイーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、リップル、リスクなど、ごく少数に限られている。これらのコインは時価総額も高いため「主要アルトコイン」とも呼ばれている。
アルトコインは、怪しげなコインも決して少なくないため、日本では金融庁の認定リストに入っているものしか取り扱いができない。
以前は日本の取引所にも上場されていた通貨でも、匿名性が高いコインは、マネーロンダリングなどの犯罪にも使われる可能性があるため、金融庁の規制強化で2018年になってから取り扱いが廃止になったコインも出てきている。
アルトコインは上場直後、価格の低いコインが高騰することもあるため、投機としての意味合いが強いギャンブル性のあるものには、かなり慎重に向き合わなければならない。
今後はICOでの資金調達が増え、それに伴ってアルトコインも今以上に様々なものが現れるだろう。
近年、ICOや暗号資産が介在した詐欺も多く、見極めるのは困難なので、初心者は取引の前に認定リストやホワイトペーパーを入念に確認して欲しい。

草コインとは

日本では価値がないコインのことを草コインと呼ぶ。
海外ではシットコイン(shit coin)と呼ばれているが、言葉が汚すぎて敬遠されたのだろう。
「(笑)」をネットでは「www」と書き、それを草が生えると表現する。
草コインの名の由縁は「笑ってしまうくらい持っていてもしょうがない」→「草が生えるコイン」→「草コイン」という流れで、そう呼ばれるようになったのではないか。
草コインが、主要なアルトコインや詐欺コインとは違う特徴は、ものすごく低い確率で高騰するかもしれないという点だ。
なかには100倍から1000倍になるようなコインもある。
そのため投機性が高いと見なされ、日本の取引所では扱われていない。
草コインを購入するには世界有数の取引所「バイナンス」など海外の取引所を経由して購入するのが一般的だ。
草コインは宝くじのように『当たらないけれど夢があるから買おう』というロマンチストたちが支えているのかもしれない。