バイナンスCZ氏…韓国の暗号資産規制に言及

世界最大の暗号資産取引所バイナンスのCZ氏が韓国の暗号資産規制に対して苦言を呈した。
10日、CZ氏は韓国のブロックチェーンメディア「ブロックインプレス」のインタビューで「韓国は暗号資産規制が曖昧で、暗号資産取引所が銀行口座を開設する際に厳格な規制があると把握している」と発言した。
続けて「バイナンスは韓国での暗号資産取引所の銀行口座の開設がスムーズになることを期待している」と持論を展開した。
CZ氏は先日も「韓国の規制があまりにも厳しすぎるため、進出が困難だ」と批判し、「規制緩和がされれば、当然韓国にも法人を設立し、税金も納付するつもりだ」と、韓国進出への展望も語っている。
またCZ氏は、「明確な規制はブロックチェーン産業の健全な発展に貢献するだろう」とし「より多くのブロックチェーンのスタートアップ企業を誘致し、成長を促せば、経済や雇用にも有効的だ」と、韓国進出に含みをもたせた。
今年に入ってから、韓国において暗号資産に関する規制緩和を求める声は高まっている。
先日、韓国で開かれたブロックチェーンカンファレンスで韓国政府の高官が「政府は暗号資産を誤解していた」と発言した。
また「韓国の暗号資産市場の成熟と発展のために暗号資産関連の規制を見直さなければならない」という見方を示した。

今月7日には韓国の超党派議員グループが暗号資産とブロックチェーンの規制緩和を政府に呼びかけていることが韓国紙で報じられた。