2021.09.02
Twitter社が、ビットコインの投げ銭ができる機能を導入する計画を進めているようだ。モバイルデベロッパーのAlessandro Paluzzi氏がTwitter上でリークした画像をはじめとし、複数メディアが報じた。
投げ銭とは、ソーシャルメディア上のコンテンツに対してチップを送る機能だ。Youtubeやその他ライブ配信アプリでは、現金に換金できるアイテムをクリエイターに送るような仕組みになっている。
今回Twitter社が開発しているとされているのは、ビットコインをTwitterのプラットフォーム上で投げ銭として送ることができる機能だ。また、この投げ銭機能のベータテストをすでに実施しているという。
MacRumors.comによると、今回話題になっている「(新機能の)ベータ版の基礎的な内容を見る限り、まだ作業中である」とのことだ。そのため、まだリリース時期を推察できる状況ではないと考えられる。
また同メディアによると、Twitterが開発中の投げ銭機能ではライトニングネットワークが利用されており、ネットワークの取引速度や取引手数料が改善されているという。
Paluzzi氏がTwitter上で公開したスクリーンショットを通じてライトニングネットワークに言及していることから、一定の信憑性はありそうだ。
Twitter社は、投げ銭機能の導入において米送金スタートアップのStrike社と提携している。現時点で、TwitterおよびStrikeの双方から今回の投げ銭機能に関する発表はない。
しかし、Twitter社のCEOであるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は、第2四半期の収支報告会で、ビットコインを活用した機能をTwitterに実装したいと積極的な姿勢を見せている。
さらにDorsey氏は先日、自身がCEOを務める決済会社Squareがビットコインネットワーク上に分散型取引所(DEX)を構築する計画を公表したのも記憶に新しい。
Twitter社によるビットコイン導入に向けた取り組みを鑑みれば、ビットコインを用いた投げ銭機能も早期に実現する可能性があるだろう。
画像:Shutterstock