Facebook、2019年上半期に独自の暗号資産を発行か

2月28日、米Facebook社が、自社で独自の暗号資産をローンチするために、すでにいくつかの大手暗号資産取引所と交渉を進めていることを報じた。
ニューヨークタイムズが、複数の関係者の話として報じた。
ニューヨークタイムズによると、匿名で取材に応じたFacebook社の関係者は、「Facebook社は暗号資産関連事業の計画を重ねており、現在、複数の暗号資産取引所と『フェイスブック・コイン（仮）』の上半期（2019年）における販売を模索している」と語ったという。
また、同社が計画中の暗号資産はFacebookの傘下にあるアプリ「WhatsApp」に統合される予定であり、同アプリで友人や、家族などユーザー同士が瞬時にコインを送り合う仕組みの構築にも取り組んでいるとニューヨーク・タイムズは伝えた。
WhatsAppは世界で一番利用されているメッセージアプリで、ユーザー数は非公開だが10億人以上が利用していると言われている。
なお、Facebook社の独自コインは、価値の安定のために米ドルに準拠したステーブルコインで、国際送金にも利用できる見込みであることも同社の関係者から確認が取れたそうだ。