注意喚起｜暗号資産プレゼントを謳う詐欺アカウントがTwitterに出現

かねてよりTwitter上では、著名人などを装って暗号資産を詐取する「ギブアウェイ詐欺」が横行しているが、アメリカの大手暗号資産取引所Coinbase（コインベース）を装ったアカウントが登場した。
「ギブアウェイ詐欺」とは、多くの暗号資産をプレゼントする企画を装い、希望者のアドレスを把握するために少額の暗号資産を送るように要求する詐欺のこと。
当然、仮に送金したとしても暗号資産は返却されず、プレゼントもない。
今回の詐欺において犯人は、ベルギーの非営利組織「ベルギー企業連盟」（FEB）のツイッターアカウントを乗っ取られ、米暗号資産取引所Coinbaseの偽アカウントへと改ざんした上で暗号資産をプレゼントする旨をツイートしていた。
乗っ取り犯は、FEBの公式アカウントを乗っ取っていたため、Twitter名の右横に公式マークが付いた状態だったが、Twitter IDは変更できないため「@VBOFEB」のままとなっていた。
なお、現時点ではアカウント名はCoinbaseではなくなっており、ギブアウェイ詐欺を持ちかけた当該ツイートも削除されている。
今後も暗号資産のアカウントかどうかを問わず、著名人や企業を装ったギブアウェイ詐欺が登場すると予想されるが、仮にTwitterの公式マークが付いていたとしても、乗っ取られたアカウントである可能性が極めて高いため、無視するのが賢明と言えるだろう。
過去にはテスラCEOのイーロン・マスク氏やイーサリアムを考案したヴィタリック・ブテリン氏の偽アカウントも存在していた。