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「アリペイ」ブロックチェーンを使った送金サービスをパキスタンで開始

世界最大の流通総額を持つオンラインコマース「アリババグループ(阿里巴巴集団)」の決済プラットフォーム、「アリペイ(Alipay)」が、ブロックチェーンを基盤にしたクロスボーダーの送金サービスを立ち上げたと、企業ニュースリリース配信会社•BUSINESS WIREが8日伝えた。
クロスボーダーの送金サービスというと、SWIFT(国際銀行間通信協会)やリップルのxCurrent、JPモルガンのIINなどの間で競争が始まっているが、中国の巨人アリババ系のアリペイがその競争に加わってくるのかが注目だ。
今回のサービスは、ノルウェーの通信大手テレノールの子会社で、パキスタンに拠点を持つTelenor Microfinance 銀行、Telenor Easypaisa社と、マレーシアに拠点を持つ同じくテレノールのグループ会社Valyou社が共同で立ち上げた。
そこにアリババグループ傘下の金融関連会社「アント・フィナンシャル」が技術的な協力をしている。
このブロックチェーン技術により、マレーシアからパキスタンへの送金のスピードと効率が大幅に向上する。
またアップロードされたすべての情報は、ユーザーのプライバシーを保護するために高度なプロトコルで暗号化されるため、送金の安全性と透明性も高くなる。
アリペイの参入で今後、国際送金のコスト削減をめぐって、新旧送金サービス企業の競争が激しくなるだろう。