シンガポールのフィンテック企業・スパイキングがICOで約33億円調達

シンガポール拠点のフィンテック企業・Spiking Limited（以下、スパイキング）は、同月25日、ICO（イニシャル・コイン・オファリング）により約33億6000万円（3000万ドル）を調達したと発表した。
スパイキングは、ブロックチェーンのスマートコントラクトを使用して、ユーザーが「クジラ」と呼ばれる仮想通貨大量保有者、トレーダー、マイニングプールを見つける手助けをするプラットフォームを提供している。
クジラの取引活動の追跡や、自分の取引口座の管理が可能だ。
今回の資金調達に関して、スパイキングは「伝統的な株式投資家らが、仮想通貨を含むポートフォリオの多様化に関心がある強い証拠だ」と述べた。
なお、調達した資金は、AIを使った仮想通貨取引インフラ整備などに使う予定だ。

日刊仮想通貨の見解

仮想通貨市場の低迷でICOでの資金調達競争が激化するなか、スパイキングはICOで約33億円以上調達できた。
今回の資金調達成功は、「クジラ」を追跡できるというサービスが、投資家のニーズにマッチし、投資行動につながったからではないか。
事実、スパイキングは今回ICO成功の要因のひとつとして、株式投資家の参入を挙げている。
今後のICOにおいては、大きな市場規模を持つ株式投資家たちの需要を反映することも大事であると言える。