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暗号資産オミセゴー、前日比100%超の暴騰で2年ぶりの高値記録

暗号資産オミセゴー(OMG)が大幅に価格高騰を見せている。

一時前日比で100%超上昇し、日本円にして1OMGあたり900円に到達するなど、破竹の勢いを見せた。900円に達したのは2018年6月以来およそ2年ぶりのことだ。

これは20日に、米ドルにペグされたステーブルコイン・テザー(USDT)がOMGネットワーク上で稼働したことが要因になったと見られる。

発行元のテザー社は、「OMGネットワークによって取引の承認時間の短縮や手数料の大幅減に期待ができる」と述べるなど、期待感を滲ませた。

今年6月に同計画が発表された際には反応が限定的であったが、今回は真に信頼を得た格好となった。

今回の上昇により、前週比では286%もの高騰を記録。執筆現在においては少々落ち着きを見せているものの、虎視眈々と1,000円台を見据えて推移しているように映る。

久方ぶりに価格が大きく動いたことから、しばらくボラティリティが大きくなるかもしれない。

OMGは日本の長谷川潤氏が手がける決済プラットフォーム・Omiseが発行している暗号資産だ。アジアを中心に高い知名度を誇っており、国内においてもトヨタや三井住友銀行などから出資を受けるなど、着々とプロジェクトを進めている。

また先月23日には、国内暗号資産取引所GMOコインが取り扱いを開始している。

OMGだけでなく、リスク(LSK)やクアンタム(QTUM)、ネム(XEM)も高騰している。

特にクアンタムは近々メインネットのアップグレードを控えており、それによってステーキングの幅が広がることから、価格が横ばいで推移しているタイミングで買いが集まった可能性がある。

上記で取り上げた銘柄はいずれも日本国内の暗号資産取引所で取引ができるため、動向を気にかけておくといいだろう。

画像:Shutterstock