中国の大学で初となるブロックチェーンの専攻学部が誕生

中国の大学で初めてブロックチェーンの専攻学部が創設されることがわかった。
4日、中国メディア中新網が報じた。
このブロックチェーン専攻学部を導入するのは中国四川省にある成都信息工程大学。
学部の名称は「ブロックチェーンエンジニアリング学部」で、2020年度より募集する。
この学部ではブロックチェーンの基礎や、システムの設計および実装方法など、ブロックチェーンエンジニアが取得すべき知識を得ることができる。
また、企業等を含む社会環境でブロックチェーンシステムを管理・開発する際に重要となるノウハウを教育プログラムに組み込み、将来的に中国の社会経済や情報化の発展に貢献するプロフェッショナルの育成を目指すとのことだ。
成都信息工程大学は1951年に設立した中国気象局と四川省によって運営されている公立大学。
情報科学や気象科学に重きを置いており、中国国家重点大学（211工程）にも指定されている。
昨年10月の習近平国家主席によるブロックチェーン推進発言を受け、中国では一般大衆向けにブロックチェーン・暗号資産について知識を深める動画が公開されるなど、ブロックチェーンを国民に深く浸透させる動きが急速に加速している。
中国の児童対象新聞「お日様少年報」でもブロックチェーンの仕組みを解説した内容が掲載されていることから、中国国内の幼少教育にもブロックチェーンが影響を与えつつある。