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Bitwise社、ビットコインETF判断期限に向けて新たに市場報告書を提出

来月13日のビットコインETF判断期限に向けて、申請企業のBitwise社はSEC(米証券取引委員会)に新たな市場報告書を提出した。
最新の報告書では、ここ2年間でビットコイン市場が大きく成長し、改善している趣旨の内容をSECに伝えている。
Bitwise社はSECがビットコインETFを承認するための市場が整っていると、主な要点を次のように提示した。
「BTCの現物市場が効率的になってきた」「BTCのカストディレベルは機関投資家の水準に達している」「規制されたBTC先物市場の規模が拡大している」。
また、Bitwise社は以前発表した「取引所水増しに関する報告書」に対して、バイナンス(※水増し無し)などの大手取引所や、暗号資産ベンチマークCMCが市場の透明性を高めるために、迅速に対応に動いたと述べた。
今回、提出された報告書では「暗号資産市場はより効率的になり、本物の出来高も実質的に増えている。なおCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のBTC先物の取引高も確実に増加している」と指摘した。
これまでSECのClayton長官は、市場操作の懸念と機関投資家水準のカストディサービスの欠如をビットコインETFの審査における最大の課題として強調してきた。
今週、VanEck社がビットコインETFの申請を取り下げたため、現在SECの審査に残っているのは、Bitwise社版のビットコインETFと、Wilshire Phoenix社のBTCや米国債でバスケットになるETFだけとなっている。