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タイ中央銀行、主導するプロジェクトに暗号資産決済システム採用

現地時間7日、米フィンテック企業R3とグローバルIT企業Wiproは、タイにおける銀行間決済でデジタル通貨の使用を可能にするブロックチェーン・ソリューションを開発したと共同で発表した。
タイ中央銀行が発行を検討している中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)で使用されるという。
このプロジェクトは「Project Inthanon」と呼ばれ、昨年8月に立ち上げられてからタイ中央銀行が主導して進められていた。
R3社が開発した分散型台帳技術「Corda」を基盤にしており、タイの8つの商業銀行がCBDCを使用し、銀行間の大口決済が行えるようになるとのこと。
同社のCEOであるDavid E. Rutter氏は、今回の発表で次のように述べた。
「多くの金融機関が、各国のデジタル通貨やCBDCの可能性を認識している。ブロックチェーン開発は刺激的な段階にある」
Cordaはすでに300社以上のエコシステムの基盤となっており、そこから90種類のアプリが作成されている。
その1つであるクロスボーダー送金向けアプリ「Corda Settler」が、昨年12月にリップル(XRP)をサポートすると発表したことで注目された。