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米CFTC高官「イーサリアム先物が承認される可能性は高い」と発言

米国の商品先物取引委員会(CFTC)が、イーサリアムの先物取引の承認に対し前向きな姿勢であることが判明した。
6日、海外暗号資産メディア大手「コインデスク」が匿名のCFTC高官の話として報道した。
同メディアによると、取材に応じたCFTCの高官は「イーサリアムの先物取引は理にかなった商品であり、CFTCが求める条件を満たせば承認する可能性が高い」と述べたという。
「先物取引」は一定額の証拠金を担保に、一定期間先の売買を現時点で確約する取引である。
現時点で、CFTCが認可した暗号資産の先物取引はビットコインだけだ。
一昨年、ビットコインの先物取引がシカゴオプション取引所(CBOE)やシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で取り扱いを始めた際は、ビットコイン価格が急騰したこともあり、今回のコインデスクの報道を受けてイーサリアムの価格は前日から約10%の上昇を記録している。
イーサリアムの先物取引は、以前から市場関係者の間では待望論が出ていた。
昨年8月、CBOEが間もなくイーサリアムの先物取引を開始すると一部で報道されたが、CFTC側からの具体的な言及や発表はなく実現にはいまだ至っていない。
しかしCFTCは、昨年末からイーサリアムに関する意見を募集していたことから、イーサリアムの先物取引について継続して検討していたことがうかがえる。
今回はイーサリアムの先物取引がCFTCから正式に認可された訳ではないが、
「承認される可能性が高い」とCFTC高官が語ったことで、認可に向け前進したと言えそうだ。