米コインベースなど3社…暗号資産で退職金口座や年金口座を提供へ

米暗号資産取引所コインベースやカストディ企業のキングダム・トラスト、代替資産投資会社リーガル・アセッツの3社は暗号資産での個人退職金口座（IRA）や確定拠出年金（401K口座）の提供開始をした。
米ニュースメディア「SICION」が14日報道した。
IRAは、個人が退職金を税金繰延で節約できる投資口座である。
また、401K口座は雇用主が提供する確定拠出年金プランのことを示す。
これらはコインベースの口座から上記の口座へ直接アクセスできるという。
IRAにはイギリスの保険会社ロイズ・オブ・ロンドンが提供する保険がかけられ、資金が保証される。
特にビットコインのIRAには2億ドルの保険がかけられるという。
投資できる暗号資産は30銘柄を超え、ビットコインを筆頭にイーサリアム、リップル、ステラ、ライトコインなどが取り扱われる。
また、ユーザーは暗号資産の選択や投資割合について自分で決定できるほか、運用マネージャーからアドバイスも受けることもできるという。
米国においてではあるが退職後の資産形成として暗号資産でも、他の資産運用と同様に税制の優遇が受けられる意味は大きい。