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米空軍、複数のブロックチェーン企業とパートナーシップを締結

米空軍(USAF)は、ブロックチェーン・スタートアップ企業のConstellation Networkとパートナーシップを締結した。
27日、Constellation Networkがプレスリリースにて発表した。
今回の契約は空軍構成要素と完全に統合されたソリューションを提供するプログラムの一部だ。
Constellation Networkの技術を使って、従来はサイロ化(システムや業務プロセスなどが、他のアプリケーションや他事業部や部門との連携を持たずに自己完結して孤立してしまう状態のこと)されてアクセスできなかったデータとデータソースを、安全にロック解除することができるようになるという。
今回の提携についてConstellation Networkの事業開発部門のバイスプレジデント、Benjamin Diggles氏は、「米空軍には、人工衛星、航空機やドローンなど、厳重なセキュリティが必要な多くのデータソースがあり統合された安全なデータを即座に照会できるようにする必要性は大きい」と語った。
また米空軍は、今回Constellation Networkと並んで、ブロックチェーン・スタートアップ企業SIMBAチェーン社とも契約を結んだ。
同社が26日にプレスリリースにて発表した。
装備品のサプライチェーンに不可欠なデータの安全性を高めるのが目的だという。
米空軍は、3Dプリンターを使って、戦場で兵器の部品、装備を製造するプロジェクトを進めている。
この3Dプリントに必要な情報をやり取りするために、SIMBAチェーン社の「SIMBAチェーン」が選ばれた。
敵対的な組織が重要なデータを取得または改変するのを防ぐのが狙いだ。
SIMBAチェーン社は、米軍向けにハッキングされないメッセージングと、トランザクション・プラットフォームを開発するため、2017年に設立。
同社はノートルダム大学やIT企業のITAMCO社が母体となっており、(米)国防高等研究計画局が支援している。