月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • 大手投資会社Fidelity、準備中の暗号資産カストディサービスが最終段階へ

大手投資会社Fidelity、準備中の暗号資産カストディサービスが最終段階へ

資産運用額が7兆ドル(約762兆円)を超えるアメリカの大手投資会社「Fidelity」(フィデリティ)が、暗号資産カストディ(資産管理)とブローカービジネスの立ち上げに向けて最終テストの段階であることを公式ブログで明かした。
カストディサービスとは、高いセキュリティの下、投資家が保有する証券(資産)を管理するほか、元利金・配当金の代理受領、運用資産の決済、運用成績の管理などを提供するサービスである。
特に大手投資会社が提供するカストディサービスは、巨額の資産を運用する機関投資家が暗号資産市場に参入する呼び水になると期待されている。
なお、同社は昨年10月に、暗号資産に特化した別会社「Fidelity Digital Asset Services」を設立していた。
同社は公式ブログで、「現在、一部のクライアントを対象にサービスを提供しています。その顧客は、我々の最終テストとプロセス改良期間の重要な部分を担っており、それが、より幅広く機関投資家にサービスを提供することにつながっていく。カストディのプラットフォームとトレーディング部門において現存するサービスの水準を、大幅に上回れるよう全力を尽くしています」と、述べている。