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ライトコインの取引手数料、10分の1に削減へ

間もなくリリース予定の「Litecoin Core 0.17」では、ライトコインの取引手数料が10分の1になることがわかった。
今回のアップデートによって、手数料は0.001LTC/KBから0.0001LTC/KBとなり、2015年頃の水準と同等となる。
一般的に、ビットコインやライトコインなどのパブリックな仮想通貨では、ネットワーク上の取引増加にともなって、手数料が高騰することが課題となっている。
実際に、2017年終盤〜2018年初頭にかけて、ライトコインの取引手数料は過去最高の水準に達していた。
ライトコインの創設者であり、中心的な開発者でもあるCharlie Lee氏は、2018年初頭より取引手数料の削減を示唆しており、今回のアップデートによって実現することになる。

日刊仮想通貨の見解

一般的に、手数料が多い取引ほど優先的に承認されていくが、パブリックな仮想通貨の多くは取引承認のスピードに限界があるため、取引量や利用者の増大に対応しきれないことが課題となっている。
この場合、迅速に取引を承認して決済を完了させるには、高い手数料を支払うしかない。
ライトコインはビットコインよりも優れた決済手段として開発されている仮想通貨であり、その決済速度の速さは利便性に直結すると言える。
急激な価格上昇によって上がってしまっていた取引手数料を、適正値に戻すことにより、投機目的の所有者目線から実際の決済目的の利用者目線にあることを証明し、使われる仮想通貨としての地位を築こうとしているのかもしれない。