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中国人民銀行がデジタル通貨開発のために人材募集を開始

中国の中央銀行である中国人民銀行(PBoC)は10月9日、デジタル通貨(CBDC)開発のために専門の人材を公募することを発表した。
掲載された公募詳細によると、システム開発や設計を専門とする4名のブロックチェーン技術者に加えて、CBDC開発に伴う影響を研究するために経済、法律に精通した2名の専門家を募集している。
PBoCは2017年7月にデジタル通貨に関する研究チームを設立したが、今回さらに新たな人材を投入するために動いた。
同研究チームは、設立以来12ヶ月で40件以上のCBDCに関する特許を申請しており、普及に向けての活動が続いている。

日刊仮想通貨の見解

PBoCによる人材募集から、今後中国が仮想通貨の機能をベースにした新たな法定デジタル通貨の開発に対し、より一層注力していくことがうかがえる。
また先日、当サイト記事『中国版長者番付けに仮想通貨長者がランクイン』にてお伝えしたように、世界経済に対して影響力を持つ中国の人々も、仮想通貨やブロックチェーンに関する特許を大量に保有している。
現在、中国は、仮想通貨に関して規制をする一方で、社会インフラとして導入の研究開発に邁進しているのである。
これを裏返して考えると、中国は仮想通貨の技術を認め、規制で業界の発展をコントロールして、世界に秀でる技術を創っているといえるのではないだろうか。
仮想通貨の未来は明るい。