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米金融最大手フィデリティ子会社FDAが英国に拠点設立、欧州展開へ

米金融機関最大手・フィデリティの子会社で、暗号資産関連サービスを提供する「フィデリティデジタルアセット」(FDA)が17日、欧州での事業拡大を図る拠点として、英国に支部を設立することを発表した。
欧州を拠点とするファンドやファミリーオフィスを対象に、英国でもカストディ(資産管理)サービスの提供や取引執行を行う。
フィナンシャル・ニュース・ロンドンによれば、フィデリティは追加のライセンスを取得する必要なく、欧州でサービスを開始することができるようだ。
ただし、将来的に要請があればライセンスを取得する可能性はあるという。
今回の欧州展開にあたってFDAの代表を務めるトム・ジェソップ氏は、2018年に米国でFDAを立ち上げて以来、機関投資家の暗号資産への関心は高く、現在でも衰えていないと指摘。
従来の取引所がデジタル資産のエコシステムへと参入していくのに加えて、市場インフラを提供する企業への出資が継続的に行われている状況に勇気づけられてきたとコメントしている。
英国支部の責任者は大手金融機関のバークレイズでマネージング・ディレクターを務めていたクリス・タイラー氏。
2019年4月にFDAにジョインしてから事業開発や顧客サービスを担当し、英国の顧客開拓を進めてきたようだ。
なお、FDAは現在ビットコインのみを扱っているが、2020年以降、ニーズがあればイーサリアムなどもサポートする可能性を示唆している。