ヴィチェーンが食品・飲料業界向け追跡システムを発表

シンガポールに拠点を置く「ヴィチェーン（VeChain）財団」は現地時間7日、ブロックチェーンを利用した食品・飲料業界向けの追跡システム「フードゲート」（Foodgates）を新たに発表した。
この発表は、貿易自由化・経済のグローバル化支援のために中国政府が主催した「中国国際輸入博覧会」（CIIE）で行われたもの。
フードゲートは認証サービスを提供する第三者機関「DNG GL」とグローバルな物流を構築する企業「ASIグループ」の協力を得て開発されており、データの検証可能性および改ざん耐性を提供するヴィチェーンのパブリックチェーンを利用することによって、食品・飲料品の生産現場から流通過程までをグローバルに追跡することが可能となるという。
また、公式発表によれば、フードゲートは既に稼働済みだ。
CIIEには、フランスのマクロン大統領や中国の習近平国家主席が出席しており、5日に開かれた試食会ではフードゲートで実際に追跡されたフランス産の食材が提供された。