中国共産党、一般大衆向けに暗号資産を紹介する動画を作成

中国共産党中央委員会広報部（CCPPD）が、ブロックチェーン技術について詳細に紹介した動画を公開した。
動画は中国の一般大衆に向けてのもので、ブロックチェーン技術を深く知ってもらうために制作されたものだという。
中国では先月24日、習近平国家主席が、「ブロックチェーン技術の導入は産業や技術変革において大きな影響を与えるだろう」と発言。
それに続くこの流れは、国内で一般の市民にブロックチェーン技術の知識を広げようとする政府の狙いがあると見られている。
中国共産党中央委員会広報部が公開した動画は25本に上り、ブロックチェーン技術の紹介、コンセンサス・アルゴリズムの仕組み、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産、スマートコント、ブロックチェーン上のセキュリティなど、初心者から上級者までを対象に充実した内容となっている。
今回注目されるのは、この動画にはビットコインやイーサリアムに関する情報も含まれていることだ。
中国では暗号資産関連事業について厳しく規制されており、先日の習近平主席のスピーチでも暗号資産という言葉は言及されず、「ブロックチェーン」という表現が使われていた。
しかし、動画ではビットコインやイーサリアムなどを詳細に説明しており、中国政府が暗号資産事業を解禁する可能性も出てきている。