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EU、ブロックチェーン普及を目指す国際機関を立ち上げ

3日、EU(欧州連合)の政策執行委員会はブロックチェーンの普及を目指す国際機関INATBA(International Association of Trusted Blockchain Applications)を設立した。
創設メンバーには、リップル社、NECヨーロッパ、富士通テクノロジー、アクセンチュア、IOTA、ConsenSys、R3、IBMなど、100以上の企業や団体が名を連ねている。
INATBAは、EUがブロックチェーン技術や分散型台帳技術に関して、民間と公的機関で建設的な対話の維持を進め、ユーザー志向でのサービス改善、各産業に適したガイドラインの策定を目的としている。
現在、EU全体でブロックチェーン技術の研究開発が進まないことに対する危機感は高まっている。

今年1月、欧州銀行監督局(EBA)は、今後の暗号資産に関する規制についてEU各国で統一されていないことを危惧し、EUレベルで対応することを対象国に呼びかけた。
またオーストリアのデジタル経済大臣シュラム・ボエック氏は今月2日、EUは規制過剰の傾向が強く、「世界トップ10企業にヨーロッパ企業が入っていない」と訴え、「ブロックチェーンに対する規制は不要」という独自の見解を示していた。