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IBM、ステラのブロックチェーンで国際送金市場に参入

18日、IBM社は、国際的な銀行6行と覚書を交わし、グローバル決済ネットワークである「IBMブロックチェーン・ワールド・ワイヤー」でステーブルコインを発行すると発表した。
アメリカのオンラインメディア「Cheddar」が報じた。
IBMブロックチェーン・ワールド・ワイヤーは暗号資産ステラのブロックチェーンをプラットフォームにした国際決済を目的に設立されたネットワークである。
JPモルガンやリップルなどの間で、すでに競争が加熱しているクロスボーダー(国際間取引)市場において、新たにIBMという大企業が参入することになった。
今回の発表によると、覚書を交わした銀行は、ブラジルの大手銀行バンコ・ブラデスコやフィリピンのリサール商業銀行、韓国の釜山銀行などで「世界72か国」で決済が可能になるという。
IBMのブロックチェーン部門のマリエ・ウィーク氏は「マネーの送金が必要な国に対して国際送金での決済を加速させる新たなネットワークを作った」と語った。
また、IBMは暗号資産のスタートアップ企業ストロングホールド社と提携し、IBMブロックチェーン・ワールド・ワイヤーを使って米ドルに連動したステーブルコインを発行すると発表した。
IBMのブロックチェーン部門のトップであるジェシー・ルンド氏はIBMのコインと、ステーブルコインに近いとされるJPモルガンの「JPMコイン」の違いについて
「私たちのステーブルコインに対する見解は、より広く一般に使用可能なものです。そして(IBM)のワールド・ワイヤーが提供しようとしているのは、金融業界にデジタル資産の代替の可能性です」と述べている。