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フェイスブック、独自暗号資産で「2.1兆円」の利益増。英バークレイズ分析家予想

英国の大手国際金融企業、バークレイズのアナリストRoss Sandler氏が米時間11日、フェイスブックの独自暗号資産が2021年までに2.1兆円相当の利益増加に貢献できると米メディアCNBCに対して語った。
昨年12月に、フェイスブック社がインドを市場対象に、自社のメッセンジャーアプリWhatsApp上で送金可能な、米ドルにペッグされた安定通貨(ステーブルコイン)を開発していることがブルームバーグなどの報道で判明。また、昨年はコインベースの取締役を務めたデビッド・マーカス氏をリーダーとしたブロックチェーンの研究チームを立ち上げ、採用を積極的に進めている。
世界最大規模の国際金融グループのアナリストであるSandler氏は、フェイスブックのステーブルコイン開発について「(独自ステーブルコイン)のような新たな収益源ができれば、フェイスブックの株価にとって話が変わるだろう」と、事業収益への影響を指摘。一方で、同氏は700万人の個人情報が英国のケンブリッジ・アナリティカ社に行き渡った情報漏洩問題を踏まえ、「フェイスブックの暗号資産を利用する価値をいかに示すか、そして2018年に低下した信頼を回復するかがカギ」と予想している。