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LINEがブロックチェーン基盤の独自コイン発行へ

LINEが、独自コインの発行を発表した。
同社が開発したブロックチェーン「LINK Chain」上で稼働するサービスのユーザーに配布し、他のサービスでも利用が出来るようにする。
LINEは「LINK Chain」上に同社が提供する様々なサービスを集約し、独自コインと組み合わせて新たな経済圏を確立したいとしている。
この独自コインは、国内向けにはポイントサービス「LINK Point」、海外向けには仮想通貨「LINK」という名称で別々に発行する。
国内向けのLINK Pointは1ポイント1円としてLINE payや同社サービスの購入決済に使える見通し。
海外向けに発行するLINKは、LINEグループの子会社が運営する仮想通貨取引所「BITBOX」上にて今月中に上場させる見込みだ。

日刊仮想通貨の見解

LINEは国内で仮想通貨交換業の登録を申請中だが、現時点では登録が完了していない。
そのため今回は、日本と海外で異なるコインを発行したとみられている。
国内で交換業の登録が完了すれば、LINEが日本で仮想通貨の発行をする日も近いだろう。
LINEは通信機能に加え、ショッピング、ニュース、ゲーム、音楽配信など、提供するサービスは多岐に渡る。
同社は独自コインの発行で、これらのサービス内で流通する経済圏の構築を目指している。
国内でも交換所の登録を申請中なのは、自社の取引所を通し他の仮想通貨への交換や現金化を出来るようにすることで、LINEのサービスの利用者を積極的に増加させる効果を狙ってのものではないか。
ヤフーや楽天に続きLINEの本格参入により、ネットのポイント産業と仮想通貨のシナジー効果で、仮想通貨が世間へ加速的に浸透する期待が高まる。