2018.06.22
かねてから仮想通貨の現物取引を開始すると明言していたSBIがついにサービスをスタートさせた。
販売所の名前を『VCTRADE』とし、利用は先行して口座開設を申し込んでいた約2万人が対象となる。
まずはリップルを取り扱い、順次ビットコイン・ビットコインキャッシュへと拡大する予定だ。
一般からの口座開設の申し込みは7月から受け付けるとしている。
セキュリティ対策はセコム傘下のセコムトラストシステムズと提携し、万全の体制でサービス提供に努める。
SBIの北尾社長は2018年3月期決算説明会で「規制当局の動きを見極めつつ、本格的な開始日については2018年夏に結論を出す見込みだ」としていたため、大方の予想は夏以降のスタートだったと思われるが、いい意味で期待を裏切られた。
仮想通貨業界にはこのスピード感が大切で、日本が世界に遅れを取りつつある理由のひとつが法整備の遅れであり、金融庁がルールを明確にすることが急務だと言える。
ルールが決まりさえすれば日本の大手企業もこれに続くことができ、業界の活性化へとつながるだろう。
まずはSBIが参入したことで勢力図がどう変わるのかに注目したい。