2018.08.06
投資に関する国際資格の認定を行う世界的な団体、CFA協会が実施する同協会認定証券アナリスト(CFA)試験で、仮想通貨とブロックチェーンが新たに出題トピックに加わるとブルームバーグが報じた。
CFA協会がこれらを出題トピックに加えた背景には、仮想通貨やブロックチェーンに対する関心が急速に高まっていることが金融業界での調査などで示されたことがある。
CFA協会のスティーブン・ホラン氏は「仮想通貨の分野は他の分野よりも速いペースで進化しており、持続性も高まっている」と指摘し「これは一過性の流行ではない」と加えた。
投資プロフェッショナルの資格である国際資格CFA(チャータード・ファイナンシャル・アナリスト)の試験は世界で14万人以上の金融の専門家が資格を取得しており、合格するには、各レベル最低でも300時間の勉強が必要とされている。
その試験の難易度から金融業界での評価は高く、CFA資格は金融における専門性の基準として認められている。
そのような試験のトピックに“仮想通貨とブロックチェーン”が加わる事は、単に投機や決済手段としてではなく、投資管理や資産運用の手段として存続性が高いと認められたからではないだろうか。
CFAの資格を保有する証券アナリストたちが仮想通貨をレポーティングすれば、より正しい情報を共有できることになり信頼性も高まるだろう。