2022.11.16
LINEのグループ企業であるLINE NEXTは15日、グローバル市場向けNFT(非代替性トークン)プラットフォーム「DOSI(ドシ)」において、NFTのユーザー間取引サービスと、イーサリアム決済への対応を開始したことを発表した。
LINE NEXTはLINE独自のブロックチェーン・LINR BlockchainとグローバルNFTプラットフォームの開発、運営を行っている。
DOSIは今年9月に日本を除く世界180ヵ国において9ヵ国語に対応したベータ版を提供開始。サービス開始後、149ヵ国からユーザーがDOSIにアクセスし、DOSI専用ウォレットの「DOSI Wallet」のユーザーは100ヵ国で10万人を突破したという。
DOSIでは、これまで以下4つのNFTプロジェクトを展開している。
まずは「地獄が呼んでいる」ブランドストアからユーザー間取引を開始し、他ストアへ順次広げていく予定とのことだ。また発表によると、イーサリアム決済に加え、今回クレジットカードやNAVER Payなどのキャッシュレス決済も導入したという。
ユーザーは、「DOSI」の専用ウォレット「DOSI Wallet」を暗号資産(仮想通貨)ウォレット・MetaMask(メタマスク)と連携させることで、ユーザー間取引においてNFTの出品・購入をイーサリアムで行うことが可能となる。今後は、グローバルにおいてNFT市場をリードするプラットフォームとしての地位をより強固にしていくべく、国別で様々なキャッシュレス決済および暗号資産決済を導入する予定とのことだ。
また、DOSIではNFTホルダー投票を通じたアーティストサポートやコンテンツの原作者とのコミュニケーションが可能なAMAセッションを行うなど、より多様なNFT体験を提供できるように取り組みを進めているという。さらに、DOSIのエコシステムへの貢献レベルに合わせてユーザーに特典を提供する会員制プログラム「DOSI Citizen(ドシ・シチズン)」の特典の内容も拡充したと発表した。
このほか、LINE NEXTは16日、Web3.0ゲームのオールインワンプラットフォーム「GAME DOSI(ゲームドシ)」のティザーサイトを14日に公開したと発表した。
GAME DOSIではユーザー中心のサービスを提供することを目指し、Web3.0やブロックチェーンに詳しくないユーザーでも、暗号資産やNFTを使用して自由に取引し、楽しめるブロックチェーンゲームを提供する予定だという。
画像:LINE