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FTXのサム・バンクマンフリード氏、米政府資金団体に最大1,000億円超を寄付か

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのCEOであるサム・バンクマンフリード(Samuel Bankman-Fried)氏が24日、2024年の米大統領選挙に多額の資金を寄付する可能性を示唆した。本人が語ったところによると、最低でも1億ドル(約126億円)を寄付する意向だという。

バンクマンフリード氏は24日、米ポッドキャスト「What`s Your Problem」に出演し、現在に至るまでに行った政府関連の寄付活動について語った。

同氏は2020年の米大統領選挙においては当時民主党で立候補していたバイデン氏陣営に520万ドル(約6億6,000万円)もの寄付を行っていた。

また、直近ではバンクマンフリード氏が米国特別政治行動委員会(Super PAC)に1600万ドル(約20億3,000万円)の寄付を行ったことも明らかになっている。他にも、米オレゴン州の選挙ではCarrick Flynn氏の活動に寄付を行っていた。

2024年の大統領選挙で前大統領のドナルド・トランプ氏と現大統領のバイデン氏が再度対峙することになれば、バンクマンフリード氏は2024年の大統領選にも寄付を行うと語っている。

ポッドキャストで同氏を迎えたJacob Goldstein氏に具体的な金額を問われた際、本人は最大で10億ドル(約1,268億円)の寄付を考えていると明かした。

これまでの政治献金の歴史の中で、個人による最大の寄付額は2020年米大統領への2億1500万ドル(約272億円)であることから、同氏はその記録を大きく塗り替える可能性がある。ただし、10億ドルの寄付は確定事項ではなく、状況によって金額は変動する可能性もあるという。

バンクマンフリード氏はポッドキャスト内で大統領選以外についても触れており、今後の寄付活動が新型コロナウイルスなどのパンデミック対策に向けられると語っている。

実際に、同氏はPACへの寄付の中でも、将来的なパンデミックの防止を目的とした公的投資を目標に掲げる「Protect Our Future」などといった団体に多額の資金を寄付している。

画像:Shutterstock

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