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クラーケン・ジャパン、国内初となるイーサリアムのステーキングサービス開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン・ジャパン(Kraken Japan)は4日、イーサリアム(ETH)のステーキングサービスを始めたと発表した。

イーサリアムのステーキングは、保有者がイーサリアムのブロック生成プロセスに参加して報酬を得ることを指す。ユーザー(バリデーター)は一定量のETHを預けることで、報酬としてETHを得られる。このように、暗号資産を保有し、ブロック生成プロセスに参加して報酬を得る行為を「ステーキング」と呼ぶ。

イーサリアムは2020年から大型アップグレード「イーサリアム2.0(Consensus Layer)」を開始し、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行作業が進められている。

PoSは保有量が多いほど報酬を得られる確率が上がる。ビットコインのコンセンサスアルゴリズムはPoWだが、この仕組みだとマイニング機器の計算量にマイニング報酬を得られる確率は依存する。その結果、大量の電力が必要となる。PoSでは、この大量の計算量と、それを生み出すための大量の電力に依存しないことが最大のメリットとされている。

グローバルにサービスを展開するクラーケンでは2020年12月2日にイーサリアム におけるステーキングのサポートを開始。日本では今回が初の導入となる。

2022年2月2日時点でクラーケンには97万2992ETH(約27億ドル:3,100億円)がステークされており、5万2565ETH(約1億4000万ドル:160億円)の報酬が支払われている。

クラーケンは取引所としてステーキング市場を牽引している。JPモルガンの資産によれば、2021年のステーキング市場規模は90億ドル(約1兆円)だったが、イーサリアム2.0への移行が完了すれば、同市場規模は200億ドル(約2兆3,000億円)になると言われている。

イーサスキャンによれば、イーサリアムのステーキング額でクラーケンは取引所として世界1位となっている。これまでクラーケンのステーキングサービスの主な提供先は個人投資家だったが、昨年12月にStakedを買収し機関投資家や企業に向けてもサービス提供を開始した。Stakedは大手暗号資産インフラ企業の1つで、イーサリアムを始めとして27のステーキング銘柄に対応している。

クラーケン・ジャパンにおけるイーサリアムのステーキングの特徴として、年利4%以上(変動あり)、1週間に1回の報酬算定が挙げられている。ただし、ステーキングされたイーサリアムとステーキングによる報酬は、イーサリアム2.0ネットワークのアップグレードが完了するまで移動はできない。移動解禁日は、イーサリアムのネットワークの進歩進捗状況によって決定される。

なお、ステーキングは個人実施も可能だが、バリデータのノードを立ち上げ管理・維持するためには、ノードとなるサーバとその維持のためのデータセンタ設備(設置施設や電力、インターネットコネクティビティ)とサーバの運用技術が必要だ。

画像:Shutterstock

                                   
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