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ネム(NEM)のハードフォーク「Harlock」が正式に完了

暗号資産(仮想通貨)ネム(NEM:ティッカーXEM)のハードフォーク「Harlrock(ハーロック)」が1日、無事完了した。

ハードフォークの日程は11月18日から19日頃と決まっていたが、19日にコア開発者の Jaguar氏が「バグが見つかったためハードフォークを中止する」と報告。11月30日に再度行われることが発表され、12日1日に正式にハードフォークが完了した。

今回のハードフォークは、ネムが次世代ブロックチェーン・Symbol(XYM)の専用サブチェーンとして統合することに対して、ノードが意思表明を示すことを目的としている。

ノードは、ネムがSymbolブロックチェーンへ「サブチェーン」または「トランザクション専用のサイドチェーンの一種」として統合するかどうかについて投票した形だ。

ネムのハードフォークは今回で7回目となる。前回2017年には1,250,000ブロック高でハードフォークが行われ、ネットワーク手数料の修正が行われた。今回のHarlockは、3,481,580 ブロック高で実行された。

また、先月にはSymbolのハードフォーク「Cyprus(キプロス)」が行われた。

Cyprusについてネムは、「Symbolの新しいビジョンおよび非中央集権型の未来に対する同意、そしてコアチームへの信任表明を意図したもの」と説明している。

また、今後のネムにおけるプロジェクトの資金管理体制も今回のハードフォークを通じて変わる。

これまでコアファンドが管理していた資金や暗号資産を、米投資企業Valkyrieとコア開発者が管理することになる。

Valkyrieは米国で2例目のビットコイン先物ETFをローンチしたことでも有名だ。米国で規制対応を行うほか、欧米を中心に様々なサポートを行なっていく。

また、バミューダ拠点の「リンガフランカ」という組織を立ち上げ、コミュニティ主導の資金調達を行なっていく予定だ。

画像:Shutterstock