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人気NFTゲーム「Axie Infinity」の仮想空間土地、2.8億円で取引

人気NFTゲーム「Axie Infinity」における仮想空間上の土地区画が、550ETH(約2億8,000万円)という記録的な価格で取引されたことがわかった。

この土地は、Axie Infinityが「非常にレア」と表現する「Genesis」という土地タイプの一部。Genesisの土地は、Axie Infinityのマップの中央に位置し、220区画が上限となっている。

区画の売り手は「ArcaChemist」、買い手は「Lunacian #789512」としている。取引が行われたのは25日で、同ゲームにおける最高額の取引となった。

同ゲームには、様々な種類の土地があり、それらを総称して「Lunacia(ルナシア)」と呼ぶ。ルナシアは、ゲームをプレイするために必要なゲーム内のファンタジー・クリーチャーである「アクシー」のホームランドだ。

Axie Infinityでは、アクシーを育成し、競わせながら「Smooth Love Potion(SLP)」と呼ばれるゲーム内流通トークンを獲得することも可能。このトークンは暗号資産取引所で売買することができる。

なお、各セクションがテラと呼ばれるトークン化された土地を表しており、プレイヤーは自由に他のプレイヤーと売買したり貸し出したりすることが可能だ。

ゲーム上の土地は 娯楽的価値、社会的価値、そして経済的価値を持っており、ユーザー間で取引が行われているという。

今年2月には、Axie Infinityの9区画の土地が888ETH(当時価格約1億8,000万円)以上で取引された。今回の記録的な取引は、ブロックチェーンゲームのエコシステムで仮想空間上の土地の人気が高まっている中で行われたものだ。

今週初め、カナダの投資会社Token.comは、Decentraland(ディセントラランド)のネイティブトークンであるMANAで、Decentralandのバーチャルランドを250万ドル(約2億8,600万円)という記録的な価格で購入している。

バーチャル不動産の価値については懐疑的な意見も多いものの、 Axie Infinityで先行者利益を得ようとするユーザーも少なくない。特に発展途上国では、 Axie Infinityをプレイし、SLPを稼ぐことで生活費を賄っている層もいるようだ。

また、Axie Infinityは今月4日に分散型取引所「Katana」をローンチ。同時に独自トークン「RON」の発行についても説明している。

初期の取り扱い銘柄はスムース・ラブ・ポーション(SLP)、アクシーインフィニティ・シャード(AXS)、ラップド・イーサリアム(WETH)、USDコイン(USDC)の4つだ。

画像:Shutterstock