月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • カナダ・ノースバンクーバー市、住宅の電熱をビットコインのマイニングで賄うと発表

カナダ・ノースバンクーバー市、住宅の電熱をビットコインのマイニングで賄うと発表

カナダのノースバンクーバー市は世界で初めて、市の住宅の熱をほぼ全てビットコインのマイニングで賄う都市になることを発表した。これは気候変動に取り組む革新的な方法だ。

市のエネルギー供給会社は、カナダのクリーンテック暗号資産(仮想通貨)マイニング企業であるMintGreen社と提携した。同社が独自に開発した「デジタルボイラー」を使い、主要暗号資産をマイニングすることで、再生可能かつクリーンなエネルギーを市に供給するという。

ビットコインは全ての取引履歴を記録したブロックチェーンと呼ばれる分散台帳上で管理運営されている。取引履歴は、管理運営に参加する世界中のコンピュータによって、確率的に10分に1度、暗号化される。この暗号化に成功した場合に、ビットコインが報酬として与えられる。このコンピュータを運用することをマイニングと呼び、これらは高出力のコンピュータであるマイニングマシンを使って行われる。マイニングでは大きな電力が消費され、熱の放出も大きい。

MintGreen社のCEO、Colin Sullivan氏は「気候変動という複雑でやっかいな問題には革新的な解決策が必要だ。LEC社はノースバンクーバー市とともに、環境スチュワードシップにおいて、優れたリーダーシップを発揮しています」と述べる。

冬の寒さ対策としてマイニングマシンの熱を利用することはよくある。同社はすでにバンクーバー島のシーソルト施設やウイスキー会社の蒸留所に対してマイニングから発生する排熱を提供している。

このデジタルボイラーは1年365日、フル稼働で暗号資産をマイニングし、それによって回収された熱エネルギーは、人口約15万5,000人のノースバンクーバーの住宅や商業施設100棟に暖房の熱を供給する。

市はこの新暖房技術への投資を正当化する理由として、今年初めに発表された国連の気候報告書を引用し、今後の気候変動による極端な影響を警告している。

2019年、ノースバンクーバー市は、2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにするという削減目標を決議した。一方、カナダは国として2029年に、1トンあたり170ドルの炭素税導入を提案しており、従来の天然ガスのコストが上昇することも予想されているが、その対策にもなると考えられる。

MintGreen社はカナダの厳冬期が始まる前に、今回の提携によるイニシアチブを開始する予定だという。ノースバンクーバーでは冬季にマイナス20度まで気温が下がる。今年はマイニングで温かい冬を迎えることができそうだ。

画像:Shutterstock

                                   
先行BitLending説明会