2021.09.29
LINE株式会社のグループ会社であり、LINEの暗号資産(仮想通貨)およびブロックチェーン関連事業を手掛けるLVC株式会社は29日、人気アイドル「週末ヒロイン ももいろクローバーZ」の10周年記念東京ドームライブの名シーンが散りばめられた「ももクロメモリアルNFTトレーディングカード」において、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」が基盤技術に採用されたことを発表した。
ももいろクローバーZの結成10周年を記念して東京ドームで開催されたライブの画像を使用したトランプ型デジタルカード「ももクロメモリアルNFTトレーディングカード」は、10月4日より2,288パック限定で全世界同時販売する。なお販売場所は大手NFTマーケットプレイスであるOpenSeaおよびYahoo! JAPANが提供するデジタルチケット販売サービス・PassMarketを予定している。
今後、「ももクロメモリアルNFTトレーディングカード」は、LINEの「NFTマーケットβ」での取引も予定しているという。
LINEのNFTマーケットβはデジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」を通じて取引することができる。国内8,900万人が利用するLINEのアプリ内で取引などを完結でき、さらには生活の基盤として根付いていることも踏まえると、ユーザーの新規参入に大きな期待ができる。
LINEは2018年4月にLINE Blockchain Labを設立して以降、様々なブロックチェーン事業に取り組んできた。
ブロックチェーンサービス開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」では、開発者がLINEの独自ブロックチェーン・LINE Blockchain上でNFTアイテム等のトークンを発行し、サービス構築できる環境を提供。昨年8月にはLINE Blockchain基盤のデジタルアセットを管理する「LINE BITMAX Wallet」をローンチした。
IPホルダーやクリエイターは、LINE Blockchain Developersを通じて発行したトークンをLINEアカウントと紐づくLINE BITMAX Walletで管理・連携させることで、LINEのユーザー基盤を活かしたサービス構築も可能だ。
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