暗号資産取引所FTX、メルセデスのF1チームと提携

暗号資産（仮想通貨）取引所FTXは23日、モータースポーツ・F1のチーム「メルセデスAMGペトロナス」とパートナーシップを結んだと発表した。

このパートナーシップにより、複数のレースシーズンにわたりFTXのロゴがマシンとドライバーの両方に取り付けられる。またチームパートナーとして、チームが所有するメルセデス・ベンツのトラック、ガレージ、コースサイドの施設などにもロゴが取り付けられるという。

FTXのロゴが取り付けられた最初のレースは、今月26日開催予定のロシア・グランプリになるようだ。

さらにFTXは、メルセデスAMGペトロナスのメンバーであるLewis Hamilton選手やValtteri Bottas選手などのドライバーとも連携し、FTXブランドをF1のグローバルなファン層にアプローチする狙いだ。FTXとメルセデスAMGペトロナスは、チームパートナーとしてだけでなく、決済サービス「FTX Pay」やNFTコレクション、企業の社会貢献活動など、戦略的な取り組みを共同で行っていく予定としている。

FTXのCEO兼創設者であるSam Bankman-Fried氏は「FTXはF1ワールドチャンピオンであり、現在のチームポイントでトップのメルセデスAMGペトロナスと提携することで、世界をリードする暗号資産取引所としての地位をさらに高めていくことができ、とても嬉しく思っている」とコメント。

また、メルセデスAMGペトロナスのチーム代表兼CEOのToto Wolff氏は「急速に発展し、グローバルな業界における彼らの革新的な精神と創造的なエネルギーは、我々自身が絶え間なくパフォーマンスを追求していく上で、ふさわしいパートナーである」とコメントしている。

FTXはスポーツ業界との協業体制を強化中だ。最近ではスーパーボウルのスター選手であるTom Brady氏と妻のGisele Bundchen氏を起用したコマーシャルを開始。さらに米MLBとも長期のパートナーシップ契約を結んでおり、今後も積極的にプロモーション活動を行なっていく姿勢を見せている。

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