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大手マーケットプレイスeBay、NFT市場へ参入

大手マーケットプレイスのeBayが、NFT販売を可能とするプラットフォームを構築していく方針を発表した。11日、同社のブログサイトで北米シニアバイスプレジデントのJordan Sweetnam氏が発表した。

eBayは、全世界に顧客を持つ大手オンラインマーケットプレイスだ。マーケット内では誰もが商品を販売できるほか、欲しいアイテムを容易に検索できるという便利さが数多くの顧客を惹きつけている。

同社のNFTマーケットプレイスではトレーディングカードや楽曲、エンターテインメントやアートなどのアイテムを出品できるようになる予定だ。またプラットフォームを公開した直後、しばらくの間は一定の基準を満たしたユーザーのみ出品する権利が付与される見通しだ。

プラットフォームの公開後、同社はNFTマーケットプレイスに次々に新しいプログラムやポリシー、ツールを追加していく。こういったユーザーを意識した環境作りが進むにつれて、NFTをより簡単かつ安心して取引できるようになると説明した。

また、同社はNFTの取り扱いを開始した後も、全世界へのリーチと誰でも使えるという利便性を維持する方針だ。

Sweetnam氏によれば、従来のeBayで実現されてきたアクセス性の良さこそが、競合他社との差別化のポイントになるとのことだ。今後数ヶ月の期間に渡って、同社はNFT取引機能を追加していくという。

eBayは今月4日にも暗号資産決済の受け入れを検討しているというニュースが報道された。NFTを含め、暗号資産市場の好調さなどを加味すると、暗号資産を自社サービスに取り入れるという方針に舵を切ることも頷けるだろう。

暗号資産やブロックチェーンへ関心を示す大手企業はeBayだけではない。例えば、TeslaやPayPalといった大手企業はすでに暗号資産の受け入れを開始している。

今回のeBayの発表後、同社の新しいプラットフォームがどのように成長し、ユーザーを取り込んでいくかに注目が集まるだろう。

画像:Shutterstock