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コインチェック、ゲームエイトとNFT事業において連携

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは23日、株式会社ゲームエイト(以下、ゲームエイト)とNFT事業において連携を開始したことを発表した。両社の提携で、NFTと相性が良いとされるゲーム業界においてNFTの活用を推進していく方針だ。

ゲームエイトは「ゲームをもっと楽しくする」というコンセプトとして2014年に設立された。同社が運営するネットメディア「Game8.jp」は、月間訪問者数が4,200万人を超える国内有数のゲーム情報サイトとして、人気ゲームの最新ニュース・攻略wiki・関連記事などを提供している。2015年に大手ニュースサイトGunosy(グノシー)に買収され、現在はグノシーの完全子会社となっている。

コインチェックは、これまでのNFTの取引における課題とされてきたネットワーク手数料(Gas代)の高騰や複数のサービスを介した難しい取引などの解決を目指した新たなNFTマーケットプレイスとして「Coincheck NFT(β版)」の提供を先月開始した。

現在、Coincheck NFT(β版)で取引できるのは人気ゲーム「CryptoSpells」と「The Sandbox」で利用できるNFTのみだが、サービス提供開始から約1週間で利用者は1.2万人を突破した。その中でも、今月5日に販売を開始したThe Sandboxの仮想空間上の土地である「LAND」のNFT、33区画が8分以内に完売し、話題になった。

今回コインチェックは、ゲームエイトとの提携の理由として「ゲームエイトが支援している多くのクライアントに対し、当社マーケットプレイスとの連携を提案することで、ゲーム関連パートナー企業のNFTビジネスの創出を目指します」と述べ、「月間4,200万人が訪れる総合ゲーム攻略プラットフォームGame8.jp内で、Coincheck NFT(β版)で取り扱うブロックチェーンゲーム及びNFT関連のコンテンツを展開し、認知拡大やファン拡大を目指します」と、今後の展開を語った。

その上で、「コインチェックでは、コンテンツ・IP企業の連携だけでなく、さまざまな企業と連携を行うことを通じて、NFT業界の発展に努めてまいります」と述べ、自社の提供するNFTマーケットプレイスの拡大を視野に入れていることを示した。

画像:Shutterstock