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イーロン・マスク氏、テスラでビットコイン決済に対応を発表

米電気自動車大手テスラのCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏は24日、自社の製品をビットコインで決済できるようになったと発表した。

Musk氏によると、決済に使われたビットコインは法定通貨に交換するのではなく、そのままビットコインとして保持するという。

また、今年後半までに米国外でのビットコイン支払いに対応することを目指すも併せて発表された。

この発表に伴い、テスラのホームページではビットコイン決済に関するページも公開された。詳細については追って追記されるものとみられる。

先月、テスラが15億ドル(当時価格約1,580億円)分のビットコインを購入したことが明らかになり話題となった。テスラはビットコインを購入した理由について、投資戦略の一環であることを明らかにしている。

さらに、将来的に決済手段としてビットコインを受け入れることについても言及していた。

今回の発表を受け、記事執筆時点でビットコイン価格は590万円ほどから605万円ほどまで上昇している。

テスラによるビットコイン購入が伝わった際には約470万円から495万円ほどまで上昇し、その後の上昇トレンド形成に大きく貢献した。

近頃は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による発言なども相まって軟調な推移を見せていたビットコインだが、停滞している価格帯を上抜けるための起爆剤になる可能性も考えられるだろう。

2021年の暗号資産市場はこれまでテスラやそのCEOであるMusk氏の一挙一動によって大きく変動する状況となっている。今年1月末にMusk氏が自身のTwitterのプロフィール欄に「#Bitcoin」と追加した際には50万円ほど急騰するなど、その影響力は計り知れないものがある。

機関投資家の参入も一因となり、今年に入ってから暗号資産決済への大企業による対応例が急増している中で、今最も勢いのあるテスラがビットコイン決済への対応を発表した意義は非常に大きい。

今後、引き続きビットコインをはじめとした暗号資産決済を導入する企業は増えていくものとみられる。

画像:Shutterstock