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ビットコイン急落も全世界でアクティブユーザー過去最高

ビットコイン価格は8日に史上最高値となる約424万円(約4万700ドル:CoinMarketCap参照)に到達し、国内外多数のメディアが4万ドル超えを報じた。

8日以降も連日10%以上の価格推移があり、ボラティリティの高い取引が続いたものの、高水準を保っていた。

しかし、11日に約20%以上下落。12日には、一時319万円(約3万500ドル)まで価格を落とした。

記事執筆時点では、1ビットコイン価格約380万円(約3万6500ドル/前日比3.66%増)と、やや価格を戻したが1週間前の勢いは少しおさまった模様だ。

ビットコインの反落につられ、イーサリアムを筆頭に、リップル、ライトコインなどのアルトコインも大幅に下落したが、日本時間で12日午後以降は復調してきている。

暗号市産(仮想通貨)全体の時価総額は11日の全面安により、約24時間で−25%の約27兆円減(約2592億ドル減)となった。

4万ドル(約420万円)を節目にビットコインが急落した要因として、年初来3万ドルから4万ドルの大台に短期間で到達したことにより、高値を警戒した投資家たちの利確売り、またドル換算における1ブロックあたりのマイニング報酬額が史上最高値を更新したことによるマイナー等の利確売りが重なったとみられる。

しかし、急落した暗号資産市場にも強気な指標がある。

米大手暗号資産メディアCoinDeskによると、暗号資産分析会社CryptoCompareが提供する8つのの主要暗号資産取引所(Coinbase、Bitstamp、bitFlyer、Gemini等)における1日あたりのビットコインの合計取引高が、いわゆる「仮想通貨バブル」と言われた2017年に記録した約100億ドル(約1兆円)を上回り、約110億ドル(約1兆1,500億円)を記録した。

また、ブロックチェーン分析企業Glassnodeによると、ビットコインのアクティブアドレス数はビットコインが4万ドルを突破した1月8日、過去最多となる130万アドレス更新し、ビットコイン価格下落後も堅調に推移している。

画像:Shutterstock