ビットコイン160万円台突破 過去最高値更新を狙う

暗号資産（仮想通貨）市場はビットコインが1週間で20万円近く上昇している。6日、160万円を突破。現時点でも160万円台を維持している。

前日148万円台、1週間前には約136万円台(いずれもCoinMarketCap参照)と比べると上昇トレンドが続いている。

ビットコインは昨年30万円台まで下落したが、先週まで130万円台に回復。今週の始め米国大統領選挙の投開票の前後を機に140万円台に到達。5日からの上昇率は前日比10％を超えている。

年初から上昇してきたビットコイン市場価格は4300ドル（約45万円）高。時価総額は880億ドル（9.1兆円）増加している。

ビットコイン価格の急騰に伴い、各国での検索頻度も増加している。検索された言葉の人気度を示す「Google Trend」では、5日からの1日で関心度が2倍となった。

複数のメディアによると、今週の上昇要因についてDeFiバブルが落ち着いたタイミングと、米国の上場企業などのビットコイン大量保有報道を機に、資金流入が加速したとみられている。

またビットコインの上昇については、米国大統領選の不透明感、新型コロナウイルスに伴う大規模金融緩和、日米株式市場の高値更新、高値更新に乗り遅れることによる危機感など様々な要因が絡んでいると見る専門家もいる。

先月末のPayPalで暗号資産の取り扱いの発表がビットコイン価格の上昇をきっかけになった模様だ。

5日には投資家の心理的側面である1万5000ドル（約156万円）を越えたことも続伸の好材料と見られている。

ここで続伸を続ければ、2017年に最高値である約220万円をつけたビットコイン価格に追いつく可能性も期待される。

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