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暗号資産取引所チリーズがユベントスファントークンの取引開始

イタリアの人気プロサッカーリーグ・セリエAに所属するユベントスFCのファントークン・JUVが、「Chiliz.net(チリーズ)」で取引開始されたことが明らかになった。
15日、チリーズの公式サイトで発表された。
提供される通貨ペアは「JUV/CHZ」で、入出金の受付はすでに行われており、実際の取引は日本時間4月15日から開始された。
チリーズはファン投票&報酬アプリ「Socios.com」を通じ、世界の有名なスポーツチームの公式ファントークンを取引することができる暗号資産取引所だ。
今後は数ヶ月間に渡ってFCバルセロナ(BAR)、パリ・サンジェルマン(PSG)、ASローマ(ASR)などのファントークンも順次上場していく予定だという。
ファントークンとは、ブロックチェーン技術を使った暗号資産であり、主にスポーツファン事業のために発行される。
ファントークンを所有していると、ユニフォームのデザインや、得点をした時のポーズ、会場で再生する曲などをファンが投票によって決めることができるようになる。
ユベントスFCでは、まずゴールを決めた際に流れる曲を決める投票が実施される予定だ。
チリーズは公式サイトで、このデジタル資産の価格は「ファンの感情、試合結果、トーナメントの勝利、移籍活動など様々な要因によって決まる」と説明している。
チリーズとSocios.comのCEOであるAlexandre Dreyfus氏によると、「JUVは上場の最初の2時間で15%上昇し、出来高は20万ドル(約2160万円)に達した。主にトルコ、イタリア、日本から取引が行われていた」と語った。
今後、2020年度中にはeスポーツやエンターテインメント業界からも多くのファントークンの取引を開始する予定だ。
チリーズは以前の発表で「2020年末までに50チームと提携することを目指す」とも語っている。
将来的には大規模なスポーツ・エンタメのファントークン取引所へと成長していくことが期待される。