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ロシア中銀、資産トークン試験運用完了

ロシア連邦中央銀行(CBR)は17日、商品や証券などの資産をトークン化するブロックチェーンプラットフォームの試験運用に成功したと発表した。
CBRによると、このプラットフォームは大手マイニング会社のノリリニッケルによって開発されたもの。
試験運用はCBRによって規制されたサンドボックス(仮想環境)内で行われたものだ。
このプラットフォームによって、あらゆる組織が様々な資産を担保としたハイブリッドトークンを発行可能になるという。
CBRのフィンテック部門責任者であるイヴァン・ジミン氏は、「最大のサンドボックスプロジェクトの1つだ」と前置きした上で、「ハイブリッドトークンはビジネスや消費者のニーズに簡単に適応し、投資を誘致するためのソリューションを柔軟に提供できる」と述べた。
またCBRは今回の結果を踏まえ、デジタル金融資産に関する連邦政府案に対し、政府関連機関が支援するデジタル資産市場の開発などに関して規定を取り決めるよう修正案を提示するという。
ロシアでは先月、内閣総辞職したメドベージェフ首相の後任としてミハイル・ミシュスチン前連邦財務局長官が新首相として就任。
ミシュスチン氏は就任時、「ロシアのIT整備の必要性」を主張し、国家としてデジタル経済の発展を推し進めるべきとの姿勢を見せた。