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BRICSが共通暗号資産を検討

ロシアの大手ビジネスメディアRBCの報道によると、14日、中国・ロシア・ブラジル・インド・南アフリカのBRICS5カ国が共同で暗号資産やデジタル通貨の発行を構想していることがわかった。
上記新興5カ国で構成されているBRICS首脳会議は、ブラジルの首都ブラジリアで2日間に渡り開催された。
昨日まで開催されていた2019年の第11回BRICSサミットで、ロシアの政府系ファンドであるロシア直接投資基金(RDIF)が、5ヶ国で共通の決済システムを作る提案をした。
RDIFの提案に対してBRICSのビジネス評議会が支持したという。
中国やロシアが率いるBRICS内で決済を推進するために考案された新たなシステムは、各国の法定通貨による貿易金決済の効率を改善し、国際間投資の安定性を確保する目的で提案された。
また、BRICSで共通の決済システムを持つことで、マネーロンダリングやテロ資金供与といった犯罪を抑制する手段にもなるということだ。
今回の会議では具体的にどのような暗号資産を開発するかは明確にはなっていない。
しかし今後、中国、ロシアのような大国が共同で暗号資産の発行が実現すれば、暗号資産市場にも大きな影響を与えそうだ。