2019.11.13
Facebook社は12日、新決済サービスとして「Facebook Pay」を開始すると発表した。
同社プレスリリースによると、今週中にも米国内でサービスを開始し、順次国外へ提供を拡大させていく予定だという。
また、ローンチ当初はFacebookとMessengerに導入し、準備が整い次第InstagramとWhatsAppにも対応していくとのことだ。
プレスリリース上では、現在先行きが不透明となっているLibraにも触れており、今回発表したFacebook Payは「既存の金融インフラ上に構築されたものであり Libraや、そのウォレットであるCalibraとは別のものだ」と説明している。
さらに、同サービスは主要クレジットカードやPayPal、Stripeといった企業と提携して処理されるものであることも併せて書かれている。
今後、米国のゲーム内課金やイベント、Messengerでの個人間取引、Facebook Marketplaceの一部で運用を開始する予定だという。
米国だけでなく、すでに全世界でApple PayやGoogle Pay、さらにはTwitter社CEOのJack Dorsey氏が率いるモバイル送金アプリ・Cash Appといったものが浸透しつつあるだけに、Facebook Payがどこまで広がりを見せるのか、興味深く動向を注視したいところだ。