2019.09.10
米国SEC(米証券取引委員会)のJay Clayto委員長は9日、海外メディアCNBCのインタビューで「ビットコインETF承認に向けて我々は近づいているか?」という問いに対し、「簡単な答えは、YESだ」と回答した。
ただ、その一方で「まだ残っている懸念もある」と、現在でもビットコインETFを承認するにあたって、審査に当たる仕事はあるという。
同インタビューで、Clayto委員長は適格な暗号資産カストディアン(投資家に代わって有価証券の保管・管理などの業務を行う金融機関)の不足や、規制が未整備の暗号資産取引所で価格操作が行われる可能性を懸念点に挙げた。
現在、市場関係者が注目するビットコインETFは、BitwiseとVanEckが申請している。最終期限はそれぞれ10月13日と10月18日だ。
ビットコインETFが承認されれば、機関投資家のさらなる参入が促されると期待されている。