2019.04.22
SBIホールディングス(東京都)とブロックチェーン開発企業FPT(ハノイ)が、 ベトナムの共通ポイントプログラム「Utop」の運営会社に300万ドル(約3億3000万円)を出資した。21日にコインテレグラフなどが報じた。
Utopは、FPTの子会社であるFPTソフトウェアの事業として2018年12月から小売や保険、金融といった各分野で実証実験を続けており、今回、ベトナムでサービスローンチすることになった。
同プログラムは、FPTグループの大企業向けブロックチェーン技術「アカチェーン(akaChain)」を活用しており、低コストでシステムの齟齬が少なく安定しているのが特徴だ。
複数の店舗で利用者がポイントを獲得したりポイントを商品に交換したりするサービスを提供し、小規模ビジネスの成長を促せる利点もある。
SBIはこれまで、FPT傘下の証券会社や銀行、ファンドマネジメント会社に出資してきた。
今後もFPTなどと連携し、一般消費者同士が物の売買・取引をするオンラインマーケット大手のSendo社(ホーチミン)に出資し、ベトナムの経済エコシステム構築を支援していく。